中間決算出ました。
株価という世間一般の評価は芳しくないものの、
サイボウズ中間決算は個人的には満足のいくものでした。
業績に自信があるからこその、強気の広告宣伝費計上なのでしょうが、青野社長の性格から考えると大事な節目のイベントと割り切って、売上が悪かったとしても利益度外視で強行突破しそうですね。お客様感謝デーは平日の東京開催なので行くことが出来ませんが、レポートしてくださる方期待して待っています。
個人的に期待しているのはテレビ、日経紙面での宣伝です。
サイボウズお得意のフレーズ「これからIT化をすすめようとしている層」にアプローチしていくには、やはりテレビでの露出が必要ではないでしょうか?(確実に利益を圧迫しますが…億単位の計上を宣言しているということは可能性は高いかも)
会計 人事パッケージを例に取れば、大規模向けのワークスアプリケーションズ「COMPANY」なんて独言さんのブログを読んでない限り一般人はなかなか知る機会もないでしょう(笑)プロシップもしかり。中堅大規模向けはカスタマイズされて大手SI経由で売られることも多く、ターゲットも決まっていてそれほど宣伝は必要ないのです。
(ワークスは直販だったかもしれませんが、どちらにせよ大規模向けは宣伝の必要性は薄い。)
それに対して、SOHO〜中小中堅企業向け製品の採用の決め手は「知名度」でしょう。
「大蔵大臣の応研」「ソリマチ」「ピーシーエー」「JDL」「TKC」「弥生」など、使ったことはなくても名前だけはみなさん知っているのではないでしょうか?どの会社も数多くの商品群の中から「選ばれる」為に必死です。(ちなみに上記の会社は必ずしも中小向けとは限りません)この土俵にサイボウズも乗ってみては?と思いますが、あまりダラダラやらずに10周年記念で新製品(オフィス7?)を集中的にやるのがいいかもしれません。
また上記の会社のうちピーシーエー、JDL、TKCは上場企業です。投資対象としても面白いかもしれません。ピーシーエーは竹田和平銘柄です。
ガルーンが売れているといっても、やはりサイボウズの主力商品は「オフィス」です。
主力商品のリニューアルですから、コケることは許されません!
Ajaxがどうしたとか、web2.0だとか専門用語を羅列せずに、業界のリーダーとして市場そのものが拡大するような売り方をしてほしいものです。
(任天堂は「ゲームが限られた人間のものになってしまった」という反省のもと、だれでも楽しめる「Wii」や「DS」を開発し、市場そのものを拡大しています。)